お椀の下地お椀の下地
以前にお椀の下地をどんな風にしているのかとおたずねがありました。
木地が届くとまず、クラックや節を突きのみ彫ります。 こくそをするのはまとめておきます。
少しの節でも見逃さないようにします。
クラックが深いところは2回3回とこくそをします。
磨いたら、木固めです。
木固めは大変大事な仕事だと思っています。 木固めが終わったら、磨きをします。
布張りです。これもただでたらめに張っているわけではありません。
高台の布張りと口の布張りは
突き当たりも柾目が横糸になるように張っていきます。
布払いです。布の重なりやバリを小刀で
くくりです。生地と布の段差をなくするための仕事です。
ここもしっかり磨いておきます。
やっと、一辺地をつけます。 一辺地終わり、地磨きをしました。
今度は二辺地です。
二辺地の上がりです。
三辺地をつけています。 三辺地があがりました。
三辺地を磨きました。
目止めの錆を薄くつけます。
錆を磨いて化粧錆をつけます。
これで外側の下地は終わりに近づきました。 これで外側の仕事は上がりました。
内側のくくり準備です。
くくりですが、本地をつけます。 私の本地の作り方は一種の呂瀬漆に地を混ぜます。
ともかく薄くつけます。
木地を布の段差があるときは きれいに磨いてほこりを取っておきます。
蒔き地です。
生漆に溶剤を入れて蒔き地をすることは間違いです。
目止めをしておきます。 これで下地があがりました。
半年以上寝かせておきます。 下地の研ぎをしました。 研ぎが終わったらきれいに洗って乾かします。
内側の下塗りをします。 外側は下地固めをしておきます。 下地固めを磨いて、下塗りをします。
内側の下塗りを研いで、
これで外側の下塗りを研いで文様を 戻る |