2008年1月

七々子塗・・2

七々子塗” 布目塗が仕上がってのでいっしょに進めていた七々子塗を 炭はぎしています。同じモノだけならたいした数ではないのですが かたちが変わればそれだけ手間がかかります。 それで仕上げ研ぎの終わったところで 二つに分けて仕上げることにしました。


七々子塗” これが仕上げ研ぎの終わった状態です。 研ぎ出しの仕事ではこれをしっかりしておかないと 後々いろいろ支障が出てきます。 これも一月ぐらいは涸らしておいたモノです。


布目塗・・3

布目塗” 仕上げ艶を付けましたがやはり冬はすりの 持ちがないような気がします。 いくらか残るくらいが一番いいのですが なかなかうまくいきません。 こんな時は無理をしてもうまくいかないものです。


布目塗” このあと裏の中塗りを研いで塗り立てをして仕上がります。 こんなふうにモノが増えていきます。 もう少し使ってもらう工夫をしなくてはなりません。 この四寸のブナコの皿は青森とか弘前では ある程度使ってもらえますが仙台などではいまいちです。


布目塗・・2

布目塗” 布目塗も仕上げの段階に入りました。炭研ぎ(炭はぎ)が終わり 刷りをして艶に入ります。


布目塗” 最低気温が氷点下10度近い日が続きましたから 漆の乾きのが今ひとつの状態です。 それでも漆を調整して仕事をしています。 これが一回目の艶付け


布目塗” 二回目の艶を付けました。弘前では中艶といいます。 これもあまり乾きがよくないので思ったより漆の持ちがないように思います。 冬の艶付けはそんなわけで苦労します。


七々子塗

七々子塗” 少しずつ仕事をして体を慣らしています。研ぎの仕事が一番緊張感があって いいように思います。とくに七々子塗の研ぎはいい感じです。


よくわからないこと

ブナコ” 私が津軽塗をしていたときはまだまだ注文があり、 つくれば売れるという時代でした。 それでもどんな人が使ってくれるのか気になっていました。 売れることは作り手としてたいへんありがたいことなのですが ただ売れればいいというのには少し問題があると思っていました。
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布目塗

布目塗” 昨年の十一月から風邪気味で調子が出ませんでした。 ただ、展示会のほとぼりも冷めてきたので 仕事を再開しています。 ブナコの四寸の皿を布目塗で仕上げたいと 麻布の布つもりをしました。


布目塗” 布目塗は変わり塗の中でもたいへん実用的なものだと思います。 我が家でも使っていますが使っていて本当に楽しくなる塗だと思います。
これは布目を固めた状態です。


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