漆の仕上げには塗り立てと呂色仕上げがあります。
今この塗り立てと呂色仕上げの区別がゴチャ混ぜ状態になっています。
呂色仕上げに関心のない人が注目されている状況です。
展示会の後かたづけをしていたら十年以上まえに仕上げた椀が出てきました。
外側が黒の無地の呂色し上げで摺りっぱなし,内が艶有りの塗り立ての仕上げでした。
そこで内側の上塗りを研いで摺りを七回してみましたするとほとんど半消し状態になりました。
磨かないで摺りをしただけでこんなふうになるのです。これも漆のおもしろさだと思います。
外側の塗は七々子塗です。右側の方が使い込まれています。
下の写真とは逆になっています。左の方を修理しています。
二カ所クラックが入っていました。
今回も修理のお椀が2個帰ってきました。
20年近く前に仕上げたお椀で向かって右のお椀は
床に落としてクラックが入ったのをそのまま使い続けたため
水分が入り込みはく離がかなり進んでいました。
こちらのはご飯茶碗の高台が当たりクラックが入ったみたいです。
こんなふうに帰ってくるとどんな使い方をしているのかよくわかります。
それでも根気強く話をして焼き物とは一緒に洗ったりしないで
まず塗り物を先に洗ってくださいとお願いするしか方法がありません。
朝散歩をしているといろんなところで漆の花が咲いています。
淡雪のような花が群がるように咲いています。
これが漆の花だと気づいている人が何人いるでしょうか?
こんなにきれいなのはほんの4,5日ぐらいです。
弘前の町のあちこちで咲いています。
ネプタ祭も終わりもうすぐ秋になります。
今回の展示会は数少ない青森の使い手の人から
”この頃青森での展示会がないですね。”と言われていたのが
気になって今年は青森でやる気持ちにはなっていました。
>>展示会の総括
問題は会場と時期をどうするかと言うことでした。
会場は紹介してくれる人がいましたので「ぽ庵」にしましたが、
この会場にはエアコンがないので夏の展示会にはむかないと言われました。
天窓があり窓なしの会場は太陽が出るとほとんどサウナ状態でした。
11月20日から高森寛子さんの企画で
横浜で展示会をすることになり
ちょうど7月24日に青森で会議があって
25日に会う約束をしていました。それならそれに合わして展示会をしようと言うことに
してしまいました。
それが7月の上旬にその会議が中止になってしまい
どうなるかと思っていたらともかく23日に青森に来ると言うことになって
いろいろ段取りを付けましたがほとんどすれ違い状態で
あまり話をする時間もありませんでした。
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