2008年5月

錆 錆が上がり、化粧錆を付けて下地が仕上がりました。 下地の仕事はこれが最高の仕事だと言うことはない仕事だと 思います。モノによって自ずから下地の内容も変わってくると思いますし、 そこは自分で考えながら仕事をしていくことが大事だと思います。


錆 へらできちんとつけることが意外と難しいものです。 水研ぎが楽に行くように段差やむらがないように 仕事をしていきます。


錆 地のピンホールを止めるため薄く錆を付けます。 下地で一番ヤワな下地材なので厚くつけてはいけません。


三辺地

へら 今回下地をつけるために使っているへらです。 このほかにコクソのためのへらと布着せ用のへらが別にあります。


三辺地 同じように三辺地をつけました。もう二ヶ月は下地をしています。 ここでめげるといけないのでもう一回気合いを入れ直しているところです。


二辺地

二辺地 これで二辺地も上がり、磨き(空研ぎ)をします。 こんな具合に下地の仕事は地味に見えますが これをきちんとしておくと後々仕事が楽に上がります。 また修理の時は下地をきちんとしているモノほど 修理も楽なのです。


二辺地 一辺地をなぞるようにつけていきます。 へらがきちんとしていると気持ちがいいように仕事の 能率が上がります。


二辺地 一辺地よりも粒子のこまかい二辺地をつけます。 あまりにく持ちをしないように気をつけて 薄くつけていきます。


一辺地

一辺地 下地をつけるときはもちろん、 仕事をするときには順序と段取りを きちんとつけておくことが大事なことです。 このことができなければ仕事の能率も きれいな仕事がなかなかできません。


一辺地 これで一辺地が完成です。 このあと地磨きをして二辺地の準備に入ります。


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