15日、高森寛子さんと話をしているうちに
大いに盛り上がりお椀の展示会をしないかということになってしまいました。
一番最初の展示会が「漆百椀展」だったので初心に返るつもりで
もう一回やってみようかなと思っています。
今年は3月から5月のはじめまで朝晩はストーブをつけなくてはならない
ほど寒い日が続きました。
5月の後半に入ってようやく暖かい太陽がでてくれるようになり、
リンゴの花も満開です。
ふたのこんなふうに仕上げてみました。
形がゆがんだり、変形したのとかいろいろあります。
こんな仕上げも有りかなと、少し実験的な仕事もしてみました。
こんなことからアイデアがわくこともあります。
上塗りがあがり、あとは高台の下に
しるしを付けてできあがりです。
このしるしも初めのうちは手書きでした。
望月さんにモノに責任を持つと言うことで
しるしは必要だといわれたのが始まりでした。
心情的にはつけたくはないのですが、責任といわれれば、つけないわけにもいきません。
桜も散り陽気がだんだんよくなってきました。
朝の散歩で気をつけてみると漆の新芽がたくさんでていました。
町中の漆の木は秋のうちに伐採されていますが
脇から小さい枝を出し少し赤みのある芽を元気よく出しています。
生命力の強い植物だと感心してしまいます。
艶が仕上げの段階に入りました。
どのあたりで仕事を切り上げるのかが
難しいところです。
中艶から1回目の仕上げ艶をつけたところです。
これからもう1回、生上味漆で摺ります。
とろりとして、眠くなるような艶が目標です。
二回目の仕上げ艶をつけて仕上がりとしました。
今回はうまくいきましたが、艶の具合がよくないときは
もう1回擦ることもあります。
仕上がりと千辺艶の比較がわかるでしょうか。
一番はじめの艶をつけました。弘前では千辺艶と言います。
一般的には胴づりといいます。この艶付けで
仕上がりが予想できますから、きちんと仕事をしなくてはなりません。
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