また修理のお椀が一つ来ました。
隠れ唐草のお椀です。もう八年くらい使っています。
うっすらと文様が浮かんで見えるようになっています。
模様がでるのはやはり十年くらいはかかることがよくわかりました。
フローリングに落としたので何カ所か欠けているところがあり、
クッラクも二カ所ありました。
修理の仕事は使い手がどんな使い方をしているかが
よくわかって勉強になります。
七々子塗の重箱と小箱の仕上げ研ぎをしています。
ある程度は感じがつかめたのですが
バランスよく仕上げなくてはならないと思っています。
これは今回初めて仕上げてみたモノですが、
艶があがってみなくては何とも言われません
がこんなのも”あり”という感じです。
へぎの蓋は黒の無地にしてみましたがこれも仕上がってからでないと何とも
いえません。
これも初めての仕事なので仕上がってみなければ何ともいえません。
摺り漆のお盆か仕上がりました。
木地の段階から順序に
写真を並べてみました。
最初に、透きの素黒目漆で目止めをしました。
これは一回でうまくいってのでこれでやめましたが、
少し不安があったりしたら二回摺った方がよいと思います
。
これが三回摺った状態です。かなりニクモチがしてきた感じがします。
摺りで一番気をつけるのは拭き残しをつくらないことでと思います。
これが五回摺ったお盆です。
かなり艶が出てきています。
七回摺ったので一応これで仕上がりとします。
これで実用にはある程度耐えると思います。
二十とか三十回摺るという話も聞きますが、
これは止め時が肝心だと思います。
三十年くらい前に欅のお盆に三十回くらい摺ったことがありましたが
たいして効果があったとは思いませんでした。
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