…津軽塗の総括…

田中屋

そもそも津軽塗が飛ぶように売れていたことを知る人は かなり少なくなってしまいました。
昭和の時代は供給が間に合わないくらい売れていました。 なんでそんなに売れたかということが不思議で いろいろ考えてみますと弘前では、津軽塗を持つことが 一種のステータスシンボルなのではなかったかと?

家を新築して座敷を作れば、座卓
娘が結婚すれば親戚一同で”茶びつセット”を贈る。
お花見、子供の運動会には重箱にごちそうを詰めて楽しんだものです 。
でも時代は変わってしまっているのです。津軽塗を使おうというより
家には、畳の部屋がなく、お茶はペットボトルの時代です。
料理はウレタンやプラスチックの器に盛り付けが あたりまえなのです。
それでも、きちんとしたモノはいつの時代にも受け入れられる 隙間があることを信じています。