…津軽塗の総括その一…

田中屋

三上勝三さんが組合の共同作業所を作ったわけをこの頃考えています。
五十年ほど前の製品は誰がつくったかにより出来にかなり差がありました。 個人で仕事をしている人がどんな仕事をしているか皆目見当もつきませんでした。
特に下地はできてしまうと見えないので信用するしかなかったのです。

そこで共同作業所を作り工場のマニュアルに従ってモノづくりをすれば、 できたモノの完成度もある所まで行けるのでは?
それに周りの目もあるので変なことはできないわけです。
勝三さんがよく言っていたのが「工場の中だけでも」ということでした。 「組合員の中でも信用できる仕事をしていた人は須藤哲朗さん位だ。」とも。
勝三さんはよりいいモノを!!という志のあった人だと思っています。