2008年12月

・ ブナコ
・ 修理

ブナコ

ブナコ これが拡大した模様です。 変わり塗の面白さは仕上がりを予想して 予想道理にできたときと、予想よりうまく模様がでるときだと思います。 それから気になっている艶のことを少し書いてみました。 >>続きを読む


ブナコ これが仕上がったブナコの鉢です。 うるしの艶は六割から七割くらいで仕上げるように よくいわれていました。 摺がかすかに残っている仕上がりはやはりきれいなものだと思います。


ブナコ 胴ずりをしてみました。このくらいの艶ですと割合 楽に艶が上がると思います。 呂色の艶はともかく胴ずりか決め手になります。


ブナコ 模様は洗い朱でつけましたので 上げは本朱系の色を塗り仕上げました。 妻を欠けない方はほとんど洗い朱と本朱の区別がつかないくらい 目の錯覚でしょうか朱の無地に見えてしまうから 不思議です。


ブナコ 朱のバリエーションを使って仕上げることにしました。 銀の消し粉を全体に蒔きつけたところです。 津軽塗でいうところの妻に当たります。


ブナコ 来年の四月に念願であった”ブナコ”展を することになったので少し新作をつくっておこうと思い 下地の上がっていた鉢を仕上げることにしました。 模様付けをした状態です。


修理

修理 漆を塗って炭研ぎして艶をつければ完成です。 高台の下を上塗りして納品します。 内側は呂色の摺りっぱなしで仕上げました。


修理 まず、こくそで埋めてあとはいつも通りの やり方で平らにしていきます。 仕事はこれと平行していろいろなことをしています。


修理 内側の塗り立ても羊羹色になっているので これもよく使ってくれたものだと思います。 高台も何カ所か欠けていますがたいしたことはありません。


修理 十七年前に仕上げたお椀の修理を頼まれました。 床に落として外側と内側にクラックが入っていました。


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