…有馬功さんと木村正男さんのこと…
有馬さんは勝三さんの住み込みの弟子で家の都合で
独立前に実家に帰り農業をしていました。
それから十年くらいブランクがあったのですが
またぬりものをすることになって組合の工場へ
きて仕事を再開しました。繊細な仕事をする人で
はじめはなれるまで少したいへんそうでしたがすぐに
組合の中で仕事のできる人になっていきました。
三、四年してからは七々子塗を専門に仕事をしていました。
勝三さんの仕事を代わりにしていたような感じでした。
私が組合の仕事を辞めてからはほとんど会うことが無かったのですが
いつも何となく気になっていました。
木村さんは中学校を終えてから試験場の藤田さんの元で修行をしてそのまま
職員になった人です。
その後試験場を退職してぬりものの自営を始めました。
試験場にいたときも自営したときもそんなに話をすることはなかったのですが
”城倉展”をした時に実行委員会で積極的に協力してくれて
本当にありがたかったことが思い出されます。
また何かやるときは一声かけたくれといわれましたが
その後に企画したことが遅遅として進まず未だ実行できず
こんなことになったしまいました。
有馬さんにしろ木村さんにしろもっと弘前のぬりものを
世に広めたいと思っていた人たちだと思います。
何とも残念です。合掌