…ヒバ…

ヒバ

30年ぐらい前に、津軽半島三厩の増川ヒバ施行自然林にヒバ林の見学に行ったことがありました。 その時記念にもらってきた苗がこんなに大きくなりました。 もらってきた時は、2センチもなかったのですが今では2メートル以上になりました。 はじめは組合の工場の裏にある空き地に植えていたものですが作業場を建てることになったので、 家の持ってきたのです。

あの当時は、知りたいこと覚えなくてはいけないことがたくさんあって、 ひとりでは限界があったので、組合の若い人達とグループをつくって勉強会をしました。 規約は作らず、ただ”産地見学だけはしない。”と言うことだけを決めていました。 1年に一回の見学会をどうするか、1年あれば十人くらいのメンバーだから アイデアは、出てくると気楽な考えで過ごしていました。 しかしみんなの意見はほとんど出ませんでした。 それで私が「漆かきを見学しましょうか?」と言ったらそれが決まってしまったのです。 漆かきの見学は、このグループができる前にほとんど同じメンバーで行っているのです。 前は田子でしたから今度は、浄法寺に行くことにしました。 それが一年目の見学会でした。

2年目が砥石山の視察をしました。それも私の意見がすんなり通ってしまいました。 砥石山の視察はひとりでは行けなかったのでほんとにいい企画であったと今でも思っています。 そこで拾ってきた砥石は、現在も使っています。

3年目は誰かがよい企画を出すだろうと思っていましたが、 夏が来ても誰もこんなことしたいということもなく ただ時が過ぎていくだけでした。 仕方がないので私が「下北にヒバの自然林があるからそれを見に行こうか?」というと それがいいと言うことで決まってしまいました。 一事が万事こんな調子でことが決まっていくことが少し厭になってきました。 誰も動かないのです。行くことが決まっても工藤さんが決めたのだから、 私が叉段取りを付けなければならない状態なってしまいました。 それで、青森営林局へ電話をして訳を話したら、弘前からなら増川の方がよいのでは とアドバイスをもらいました。 当時の増川営林署に電話をして見学を申し込んだら少しビックリしたみたいで、 所長自ら喜んで案内をしてくれることになりました。 その時の記念にもらってきたヒバの苗がこれです。 その後の組合のグループがどんなことになったかは想像できると思います。 それについては又の機会として!!